だいぶ更新が滞っていましたがシーズンも終盤に差し掛かってきております。自分のチームも次の試合で勝てば優勝、研修チームでも残り2試合全て勝てば優勝という非常に幸せな状況です。これはこれで少なからずストレスはあるのですが。やれることをやるといった感じでしょうか。
そういえば去年の今頃、優勝したことを少し思い出しました。監督としてではなく選手としてですが。密かに3シーズンだけ選手として活動していたわけです。
1年目は5年ぶりに選手復帰してコンディションが上がらなかったことやコミュニケーションの問題から毎日、練習に行くのが嫌でした(笑)チームも降格争いをし続け、監督の更迭もあり雰囲気は最悪。本当にひどいシーズンでした。よくチームメイトや観客から汚い言葉をかけられたものです。(笑)
2年目は監督もシーズン初めから変わり、スタートダッシュに成功したのですがトレーニングがきつすぎてシーズン終盤で失速(試合ごとに選手たちのアクションの数が減っていきました。)入れ替え戦を合計7試合戦うも結局、昇格できず無念のシーズンとなりました。
3年目は全てが上手くいき、優勝です。アマチュア4部から3部へ復帰したわけです。個人としてもFWでプレーし、過去最高のシーズンでチーム内得点王、リーグ内では第2位の16得点をあげる活躍ができました。(少し自慢になってごめんなさい。)
選手時代を知っている日本の人にとっては理解できないことかもしれませんね(笑)。自分としてはオランダサッカーを学ぶ過程で『サッカーが上手くなった』と思っていますが。1年目は3点か4点、2点目は6点、3年目は16点。アシスト数も年々増えていきました。
優勝が決定した瞬間からもうお祭りでした。ローカルームでは宴が始まり、シャワーを浴びた後、バスで市内を周り、Roda23というライバルチームにそのまま挨拶(挑発?笑)に行き、クラブハウスで朝までまた宴です。もちろんその日のビールは全て無料でした。
最後に優勝決定戦の映像を。こんな瞬間があるからサッカーは辞められない!(日本でも見れるのかな。。。)
だいぶ更新が滞ってしまいましたが。
結果は以下の通り。
6節 vs Legmeervogels 1-2 ●
7節 vs Purmersteijn 1-1 △
8節 vs Dijk de 8-1 ○
ウインターストップまで残り3節。首位との勝ち点差は8点。
優勝するためにはもう負けられない状況です。
お互いに慣れ始めたことで少しずつ緊張感が抜けてきたかなと感じる昨今。どこの国、どこのチームでもそうかもしれないけれど外国人が監督を続けていくためには結果やこの監督のもとでトレーニングすれば上手くなるということを実感させることが大切かなと。
果たして選手たちはそう感じてくれているのだろうか。
ひとまず残り3節できることをしようと思います。
先週の土曜日はアウェーで第5戦がありました。
相手はVVC。
とても綺麗な施設を持っているクラブで感動したんですが、
色々あってすっかり写真を取り忘れてしまいました。残念。。。
結果は14-1。勝ち。
何だか点を取りすぎですよね。ちょっと結果出すぎて心配なところです。
オランダは育成年代からトップまでほぼ1-4-3-3でプレー。
それにはしっかりとした理由があるのですが。それは今度にしておいて。
今回の相手は1-4-4-2。
U12年代でこのオーガニゼーションでプレーするチームは初めて見ました。それくらい珍しいこのオーガニゼーション。
前半20分まで全く上手く行きません。その理由を僕は分かっていたのですが、答えを言ってはならないと少し我慢していると。。。
ほぼ同じ形で連続得点をしたのです。
これで一安心と思いながら、
選手を観察していると、、、
何やら数人の選手がこそこそ話していて、、、
何を話しているか気になっているとここで前半終了。
するとすぐさまキャプテンがまた数人の選手に話しかけ、
いつになく堂々と僕に寄ってきます。
なんだろうと思いながら、
彼は「Hey Dai!,Ze spelen in 1-4-4-2,toch?」と質問してきました。
僕は「Ja」と答えて一緒にロッカーに戻りました。
この瞬間嬉しさと驚きで一杯でした。
それはなぜか?
このU12年代の選手がプレー中にゲームを分析し、自ら問題を解決しようといていたからです。まずはそのために相手のオーガニゼーションが必要で。それを12歳のキャプテンが確認しにきました。
トレーニングや試合でこのオーガニゼーションについて
何度も述べ、何度も設定してきました。
これはトレーニングの賜物で必然に起きたことなのか。
それとも偶然なのか。
自分が思い描くフィロソフィーが選手たちにも浸透してきているのか?
それともオランダサッカー文化にそのままあることなのか?
片言のオランダ語で外人に指導されている選手たち。
だからこそ得られることは選手たちにもたくさんあるかもしれないと少し前向きな今日この頃。
選手たちの今後の成長が楽しみです。
今日はホームゲーム。
アウェーに行くとフィールドやロッカー、そのクラブのルールなど色々聞かなければならないので少し大変なのですが、ホームだとスタッフはほぼ全員知り合いなのでより試合にフォーカスすることでできます。
これもホームの利点かもしれませんね。
さて今日の相手は、Buiksloot。
まだ1勝も出来ていないチーム。
ライダーは試合前から少し楽勝ムード。
懸念事項はエースが家族旅行で試合を欠席。
オランダアマチュアクラブではよくあることですが。
サッカーも大切だけど家族との時間も大切。
長い人生を考えたらそっちのほうが良いかもしれませんね。
色々な経験が出来て。
さてゲーム。
全然上手くいきません。
なぜこのチームが1勝も出来ていないかわからないくらい。
相手に前半8本くらい与える押され具合。
今週のテーマは守備だったのでなんとか持ちこたえています。
内側に絞って、、、フィールドを小さくして、、、、
前半28分。
コーナーから値千金のヘディングゴール。
セットプレーのトレーニングは全くしておらず、
この部分は選手たちに全て任せています。
聞かれたら少し答える程度。
しかし、後半も防戦一方。同じくコーナーを与え続けています。
さて我慢できるのか、、、、
嫌な予感は的中し、やはり後半20分にそのコーナーから失点。
相手は押せ押せムード。息を呑む展開。
ただこちらも負けじとチャンスをクリエイト。
ただゴールが遠い。
残り1分。キャプテンがやってくれました。
シュートをブロックしたこぼれ球を拾って、ペナルティーエリアの外からスーパーゴール!!!
2-1でなんとか勝利。疲れました。(笑)
試合後、相手チームの監督と話すと、どうやらリーグ戦が始まって以来、ケガや病気、旅行でベストメンバーが組めなかったとのこと。
ただ今日はチーム得点王をケガで欠く以外、ベストメンバーとのこと。
それを聞いて少し青ざめましたが勝ったからよしとしましょう。
それでも次はわかりませんね。
今日の得点者、トーマスとヨナタン。
先週の土曜にアルクマールという少し離れた街で試合がありました。
試合の相手は、VV Reiger Boys。
通常、アムステルダムかその隣街のアムステルフェーンという街で試合が行われます。
今回は少しだけ遠足気分です。
親たちのチーム連絡チャットでは”パスポートを持参すること”と少し悪ふざけもありながら試合を楽しみにしているようです。
結果は3-1で勝利。
前半に先制され、そのまま後半を折り返し、苦しい展開。
ロッカールームでは少し険悪なムード。
さて、どうしようかと迷ったあげく。。。。
いつも通り質問することに。
「この試合についてどう思うか?」
そうするといつも通り始まります。
それぞれがああでもない、こうでもないと。
14人ほぼ全員試合について、自分たちに、敵について話します。
どんな意見がでるかいつも楽しみにしているのですが、中々自分が勝つために最も重要だというポイントが出てきません。
12歳の子供たちなのでしょうがないことなのですが。
そこで少し整理をして、質問。
「自分たちが攻撃の時、相手のセンターバックはどういうふうに立っている?」
「・・・」
「縦?横?適当?」
「・・・縦!」「そうだ、縦だ!」と次々に賛同の声が。
「じゃあ点を取るためにどうすれば良いのかな?」
後は出来る限り順番にロジカルに答え(提案)を導き出して。。。。
選手を信じるばかりです。
後半、なんとか3点取って、ひっくり返しました。
ほぼ同じ形で。(笑)
こういう時にサッカーは必然なスポーツだと思うのですが、
必然と思ってくれた選手が何人いるのか疑問なところです。(笑)
まあステップバイステップですね。
次の試合はBuiksloot!
スポンサーがたくさん。
ただのアマチュアクラブなのにこんな観客席。
先週の土曜日にリーグ第2戦が行われました。
その日は、久しぶりのホーム。
相手は上位に来るだろうと思われているBloemendaar。
前節、6-1と波に乗っている同士での戦い。
結果は1-3の負け。
完全に力不足かなと。
ただこう言ったら指導者として失格で負け惜しみに聞こえるかもしれないがそろそろ負けてくれないかなと思っていたところでした。
11対11でプレーすることに慣れ、そろぞれのポジションのタスクを学ぶことが求められるこの年代。
シーズンは長いということを考えたら、少し早めに負けて自分たちを知ることも大切かなと。(負け惜しみかな、、、、)
そんなにフットボールは甘くないよと。
まあもう負けるのはごめんですけどね。
何か矛盾している内容になってしまったけど、やることは浮き彫りに。
あとは選手たちと前に進むだけですね。