DAINAGASHIMA

Football Trainer/Coach in the Netherlands

DAI NAGASHIMA

Wat is voetballen?

そう言えば後期リーグ優勝しました!

1o勝1敗、勝ち点30。1月から始まった後期リーグ。実は初戦でいきなり負けて最悪のスタートを切っていました。振り返ればここで負けて良かったのかなと。リーグ構成が変わってもそう簡単には勝てないよと選手たちに伝えることができ、トレーニングの質が上がっていきました。選手とも毎日喧嘩していました笑。その後、怒涛の9連勝です!

毎シーズン後期リーグは負けないをもっとうにトーレニングしてやってきましたがなんとかそれが現実のものとなりました。自分のトレーニングが成果を生んでいるのかなと感じれる瞬間です。もう最高ですね!

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優勝した場所がホームではなくアウェーだったので全くの優勝感ゼロです。選手たちの身長は私と変わりませんし。それでも選手たちは喜びを爆発させ、ロッカールームではもうお祭りでした!

 

そして、たまたま前日が誕生日だったので最後にプレゼントをもらい、急に話すことに。。。緊張してまあひどいオランダ語です。恥ずかしい限り。。。落ち着きもありませんし。。。まあ記念のためにアップだけしておきます。

毎年そうですがシーズン当初は全ての人からこの監督で大丈夫かと思われ始まります。そこから信頼を少しずつ得て、前に進んで行くわけですが、このプロセスが本当に骨が折れる作業です。監督として楽しい部分でもありますが。選手たちや親たちは信頼をしてくれたようでなんとかシーズンが終わりそうです。本当にチームが壊れなくて良かったです。笑。

次はいつ優勝できることやら。そのために変わらず前に進んで行ければと思います。

今日はこの辺で。

23 Apr 2017

だいぶ更新が滞っていましたがシーズンも終盤に差し掛かってきております。自分のチームも次の試合で勝てば優勝、研修チームでも残り2試合全て勝てば優勝という非常に幸せな状況です。これはこれで少なからずストレスはあるのですが。やれることをやるといった感じでしょうか。

そういえば去年の今頃、優勝したことを少し思い出しました。監督としてではなく選手としてですが。密かに3シーズンだけ選手として活動していたわけです。

37CEE6BE-9F2F-4A42-81D3-3C0EDA3712821年目は5年ぶりに選手復帰してコンディションが上がらなかったことやコミュニケーションの問題から毎日、練習に行くのが嫌でした(笑)チームも降格争いをし続け、監督の更迭もあり雰囲気は最悪。本当にひどいシーズンでした。よくチームメイトや観客から汚い言葉をかけられたものです。(笑)

2年目は監督もシーズン初めから変わり、スタートダッシュに成功したのですがトレーニングがきつすぎてシーズン終盤で失速(試合ごとに選手たちのアクションの数が減っていきました。)入れ替え戦を合計7試合戦うも結局、昇格できず無念のシーズンとなりました。

3年目は全てが上手くいき、優勝です。アマチュア4部から3部へ復帰したわけです。個人としてもFWでプレーし、過去最高のシーズンでチーム内得点王、リーグ内では第2位の16得点をあげる活躍ができました。(少し自慢になってごめんなさい。)

選手時代を知っている日本の人にとっては理解できないことかもしれませんね(笑)。自分としてはオランダサッカーを学ぶ過程で『サッカーが上手くなった』と思っていますが。1年目は3点か4点、2点目は6点、3年目は16点。アシスト数も年々増えていきました。

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優勝が決定した瞬間からもうお祭りでした。ローカルームでは宴が始まり、シャワーを浴びた後、バスで市内を周り、Roda23というライバルチームにそのまま挨拶(挑発?笑)に行き、クラブハウスで朝までまた宴です。もちろんその日のビールは全て無料でした。

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最後に優勝決定戦の映像を。こんな瞬間があるからサッカーは辞められない!(日本でも見れるのかな。。。)

さあ明日、勝てば自分のチームは優勝決定。良い準備をしたいと思います。それではまた。


先週土曜、来週の首位決戦を前にアシスタントコーチと共にその対戦チームのスカウティングに行って来ました。絶対にチームのジャージは着て行くなよ、観客になりすませよと監督に釘を刺されましたが、俺がスカウティングに行ったらすぐ対戦チームにわかってしまうんじゃない?と思い、それを伝えたら確かにと言って爆笑していました。それでも結局、行かせてくれました。笑。

向かったのはこのクラブ。

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するとまさかの両チームとも白色のユニフォームで登場。。。笑

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前半はこの組み合わせで両チームとも平気で試合をしていました。オランダあるある?後半はさすがにホームチームがビブスを用意してそれを着て試合をすることに。

さて試合はというと、前半、今週対戦する監督が審判に暴言を吐き、早速退場処分になる波乱の幕開け。U-15であれ監督は退場処分になります。この監督かなりヒートアップしていました。ゲームはあれにあれ、そこからこのチームは失点を繰り返し後半残り15分で0−5。そして、最後に右ウイングの肘がたまたま負けているチームの選手の顔に入ったようでそこから乱闘が始まり、10分早く試合は終了。オランダあるある?怖い怖いと改めて実感しました。

さて前置きが長くなりましたがスカウティングの内容です。

どうやってスカウティングしたかというと、やっぱりサッカーとは何かが出発点となり、サッカーの構造を基にスカウティングも行われました。

監督から事前にスカウティングのポイントを聞いたのですがサッカーの構造、共通の言語(サッカーにおける)があることによって自分にとって初めての経験でしたがスムーズに物事が進んだような気がします。

①チームオーガニゼーションは何か?(1-4-3-3 or 1-4-4-2 or 3-5-2)

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②チームファンクションとチームタスクに関して。

簡単にいうと以下のポイントです。

1,攻撃➡︎ビルドアップ

2,攻撃➡︎チャンスを作る

3,守備➡︎ボールを奪う

4,守備➡︎得点を防ぐ

5,攻撃から守備への攻守の切替

6,守備から攻撃への切替

ここにフィールドを2等分もしくは3等分したり、オーガニゼーションがある状態とない状態など細かく分けられます。今回はU-15の試合で監督もシンプルが良いということでフィールドは2等分、オーガニゼーションがある場合のみでスカウティングすることになりました。これを元に対戦相手の全貌を掴んでいきます。

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(これは今回私が作ったものではなく、UEFA Aライセンスの際に提出されたHarry Akkermansという方の分析例:守備について)

あとは7,セットプレー攻撃、8,セットプレー守備です。

自分で作成したものは試合が終わっていないのでここには載せられませんがこんな形で作っています。こんなに細かくはありませんが。汗。

今回、監督から特に見てきて欲しいと言われた内容はこうでした。

■チームオーガニゼーション(トップ下ありかなしか)

■GKの能力について

■誰を主に経由してビルドアップがされるのか

■ビルドアップ時の弱点は誰か。

■攻撃の際、誰が探されるか。誰にボールが集まるか。

■守備はゾーンかマンツーマンシステムか。

■ボールを高い位置から奪いにくるか、それとも一度下がるか。

■攻守の切替における特殊した部分。

■セットブレーに関して(攻撃)。

■それぞれ気付いた点。

全貌を掴んだ後、監督にその全貌とこのポイントの答えをメールで送り、ひとます任務完了しました。

監督が必要とする情報はそれぞれ異なり、それが監督の色となり、勝敗を分けるんだろうなと思いながらこの監督が今週のトレーニング、試合でどのようにアジャストしてくるか今から楽しみで仕方ありません。また、試合後にもこのスカウティングの内容について聞いてみようと思います。

果たして役に立つのかしら。汗

おっと自分が監督をしているチームは現在、何気にリーグ首位を走っています!

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それでは。