DAINAGASHIMA

Football Trainer/Coach in the Netherlands

DAI NAGASHIMA

Wat is voetballen?

11 Feb 2018
前期リーグ優勝といざ後期リーグへ。

昨年からチームを移籍して望んだ今シーズン。

なんやかんやで9月から12月までに繰り広げられたリーグ戦で優勝しました。

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全11チームで構成されたリーグで10試合8勝2引き分け負けなしという成績で終えることができました。負けなしで前期リーグを優勝したのはクラブの中でもU15のファーストチームと私たちだけでした。正直な気持ちを言えば上手くいきすぎたなと思っています。全ての運を使ってしまったのではないかと思うくらいです。

IMG_2173 IMG_2172 IMG_2171 クラブの人間はこのチームに対して全く期待をしていませんでした。シーズン前にクラブのアカデミーダイレクターにはこのチームのクオリティーは残念ながら、、、、(悲)と言われていたくらいです。悲しいことに父兄や選手たちも自分たちが優勝できるとは考えていなかったようです。

ある種の革命です。やっぱりサッカーとはわからないものですね。だから、面白い。

このウインターブレイク中に、なぜ上手くいったのかを自分の中で振り返ってみると、以前とは異なる点が2つありました。

1、指導する年齢

2、コーチングのアプローチ方法

U17のチームを今まで指揮したことがありませんでした。選手・チームのキャラクターと自分がたまたまマッチしたとも考えられますが、自分とその年齢の選手たちの相性が合ったのかもしれません。個人的にはU13が合っているのではないかと考えていましたが。(笑)

その監督、コーチに合った年齢のチームが必ずあると思います。監督としてそれがわかっていればある種の強みになりますね。皆さんはそれぞれ認識しているものなのでしょうか。自分がトレーニングしたい年齢ではなく、自分自身に合った年齢ですね。

次に2番目のコーチングのアプローチ方法についてです。

端的に言えば、試合に勝つということを前提にしながら、結果ではなく過程にフォーカスするということでした。文字で表すと簡単ですが、中々これが難しい。

例えば、試合で点をとった選手に声を掛ける場合、どのようにアプローチしますか?

(試合後、褒めるというアプローチをしたい場合。)

 

A、素晴らしいゴールだったね。まるでメッシのようだった。

B、あのゴールは練習の賜物だよね。だから点を取れたんだね。素晴らしい。

 

Aの場合、選手にとっては嬉しいアプローチかもしれません。監督やコーチから自分はメッシのようだと思われているからです。しかし、このアプローチには大きな違いがあります。Aは結果について、Bはその過程についてフォーカスしています。ある研究では結果ではなく過程にアプローチをした方が、人は成長していくという結果が出ています。この理論についてはおいおい紹介するとして、このアプローチを実践することによって選手たちの能力が伸びたのではないかと思います。まだまだ結果だけにアプローチしたコーチングや声かけをしまいがちですが少しずつ変えていければと思っています。

チームは生き物とよく聞きますが、生かすも殺すも監督、コーチ次第だなと改めて感じているところです。

 

さて、明日から後期リーグが始まります。後期リーグは4つのリーグの上位4チームで構成されたリーグになります。より厳しくなるわけですがこのリーグで2位までに入ると自動的に来シーズン、一つ上のレベルのリーグに参加できることができます。すなわち、昇格です。また、良い報告が出来ればと思いますが、今シーズンは過程にフォーカスし続けたいなと思います。決して言い訳ではありませんよ(笑)。

それではまた、半年後に(笑)。